「if you were to」


「if you were to 〜」は「未来」のことを「仮定」するときに使われる。全く可能性がないことを仮定する場合もあるし、可能性があることを仮定する場合もある。可能性は文脈で判断することになる。

If you were to die tomorrow, what would you do today?
(もし明日死ぬとしたら、今日何をする?)

「if + 主語 + should」


「if + 主語 + should」も「未来」のことを「仮定」するときに使われる。この形は、全く可能性がないことを仮定する場合には使えない。

If I should lose you, I would be single for the rest of my life.
(もしあなたを失ったら、私は生涯一人だろ。)

一方で、この「if + 主語 + should」は「仮定」ではなく「単なる条件」の意味でも使用される。

If you should have any questions, please feel free to ask me.
(もし質問があれば、私に聞いてください。)

「if」の省略


「if 節」の「if」が省略されると、後ろの語順が疑問文の語順になる。これらの形の仮定法はあまり出会わないであろう。 出会ってもびっくりしない程度の理解でいい。

Were I you, I would call her right now.
= If I were you, I would call her right now.
(私があなたなら、今すぐ彼女に電話するだろう。)


Had I been so tired, I wouldn’t have gone out.
= If I had been so tired, I wouldn’t have gone out.
(もし疲れていたら、出かけなかっただろう。)


 Should I lose you, I would be single for the rest of my life.
= If I should lose you, I would be single for the rest of my life.
(もしあなたを失ったら、私は生涯一人だろ。)

下の例文は「仮定法」ではなく「単なる条件」を表しているが、この「Should you 〜」は口語でもよく使われる。

Should you have any questions, please feel free to ask me.
= If you should have any questions, please feel free to ask me.
(もし質問があれば、私に聞いてください。)

「as if 〜」


「as if + 主語 + 動詞の過去形」で「(主語)があたかも〜のように」のような、「現在の事実とは異なることの空想」を表す。口語でもよく使われるので自分でも使えるようにしておきたい。


 He talks to me as if he were my father.
(彼はあたかも私の父のように私に話す。)

「過去」の事実とは異なることの空想を表す場合は、「as if + 主語 + 動詞の過去完了形」になる。


 You looked as if you had lost everything.
(あなたは全てを失ったかのように見えたよ。)

「I wonder if 〜」


「I wonder if 〜」で丁寧な依頼を表現することができる。


 I wonder if you could help me.
(手伝って頂けますか?)

上の例文では、「could」という過去形を使うことにより、「もしよろしければ」という「仮定法過去」のニュアンスが含まれるため、「I wonder if you can help me.」よりも丁寧な言い方になる。

I wondered I you could help me.
(お手伝い頂けますか?)


上の例文では、「wonder」を過去形にすることによって、更に丁寧さを増している。

I was wondering if you could help me.
(お手伝い頂けますでしょうか?)

上の例文では、「wonder」を過去進行形にすることによって、更に更に丁寧さを増している。

「if only 」


「if only + 主語 + 動詞の過去形」で、「〜でありさえすればいいのになあ。」という、現在の事実とは異なることの「願望」を表すことができる。

If only I had her number.
(彼女の電話番号を(今)持っていさえすればなあ。)

「過去」の事実とは異なることの「願望」を表す場合は、「if only + 主語 + 動詞の過去完了形」になる。

If only I had met you 10 years ago.
(あなたに10年前に会っていさえすればなあ。)

「if it were not for 〜」


「if it were not for 〜」は、「もし〜がなければ」という意味で、現在の事実と異なることを仮定する。

If it were not for your help, my dog would be dead now.
(あなたの助けがなければ、私の犬は死んでいただろう。)

「過去」の事実とは異なることの仮定する場合は、「if it had not been for 〜」になる。

If it had not been for your advice, I couldn’t have completed it.
(あなたの助言がなかったら、私はそれを完成できなかっただろう。)

「it’s time 〜」

「it’s time + 主語 + 動詞の過去形」で「もう〜してよい時間だ」という意味になる。動詞の過去形を使うことにより、「〜しているであろう時間だ」という仮定の意味から「もう〜してよい時間だ」というニュアンスになる。

It’s time we went home.
(我々はもう家に行ってもいい時間だ。)
= It’s time for us to go home.

上の言い換えの例文のように、全く同じことが「to不定詞」を使って言える。我々はこちらが言えれば十分である。

References


英語【仮定法】※基本から発展を徹底図解!話すための英文法